試験に失敗する夢はいい結果をもたらす(心理学研究)

公開日: 15:35 夢解釈

おそらく誰もが見たことがあるだろう夢に「試験の夢」が挙げられます。

試験問題がまったく理解できない言葉で書かれていて焦ったり、あるいは寝坊して試験会場にたどりり着けない。
今日は大学の入試なのに、やっと着いたと思ったら、場所を間違えていた、なんて夢を見た人もいるかもしれません。



受験生でなくなって、何年もたっているのに、やっぱり夢の中では試験問題が解けずにうなっているということもあります。

冷や汗をかいて飛び起きて、「ああ夢だった」と安心するというパターンです。


こうした失敗の夢は、実際のところはどんな結果をもたらしているんでしょう?

パリのソルボンヌ大学の研究者たちが行った研究では、「試験に失敗する夢」は実際にはいい結果と関連することが多いことが明らかになったといいます(1)。

719名の学生が、試験の前に見た夢の内容と、試験の結果を比べるという研究です。

それによると60.4%の学生が前の夜に試験の夢を見ました。

そのうち78%に試験がうまくいかないという状況が表れたといいます。遅刻するとか答えを忘れてしまうとか、そういった夢です。

そして、試験前夜に試験の夢を見たという報告した人は、実際の試験の成績はよかったという傾向が認められました。さらに、学期の間に試験の夢を見る回数が多い人ほど、試験のパフォーマンスはよかったというのです。

ストレスフルな出来事を、こんなふうに夢の中で予想して、シミュレーションすることは、認知面でなんからのメリットがあるようです。

たぶん、試験のことを不安に思っている人ほど、試験に備えて勉強するってことなんでしょうね。



(1) Will students pass a competitive exam that they failed in their dreams?

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