夢を旅するための9つの鍵
公開日: 14:47 ドリームワーク
ロバート・モスの『コンシャス・ドリーミング』から、あなたが夢を探検するときに必要となるトラベルキットを紹介します。夢を旅するための9つの鍵です。夢を旅するための9つの鍵
夢は多層的な意味をもっているので、いろいろなアプローチをする必要があります。夢を探検するためのテクニックとして、モスは次の「9つの鍵」を挙げています。
- 目覚めた直後の感覚を信頼する
- 最初に連想したことを書き留める
- リアリティ・チェックをする
- 夢を再訪問する
- 夢の中のキャラクターと対話する
- 夢の中の「自分」を観察する
- 夢シンボルを探求する
- 「私の中の誰?」と問いかけてみる
- 実生活へ夢を展開する
ひとつひとつ、もう少し詳しく見てみましょう。
1.目覚めた直後の感覚を信頼する
夢から覚めたとき、何を感じているのか、心理的・身体的感覚は何を伝えようとしているのかということに注目します。ポジティブな感覚か、それともネガティブな感じなのか、その感覚にぴったりする言葉は何かといったことです。魚の夢、あるいはサカナになってみる
で紹介したフォーカシングのように、夢の「感じ」に触れてみてください。
2.最初に連想したことを書き留める
夢日記、ドリームノートに、最初に浮かんだ連想も書いておきましょう。たとえば「靴」の夢を見て、「靴は足を守ってくれる」という連想が浮かんだら、それを書き記しておくのです。
夢とまったく関係ないように思えるけれども、目覚めてすぐにふっと浮かんできた言葉なども、もしかすると忘れてしまった別の夢のかけらかもしれません。
3.リアリティ・チェックをする
家の外で吠える犬の鳴き声だとか、開けっ放しの窓から吹いてくる風などの、外の世界の出来事が夢に反映されることはよくあります。また、食べたり飲んだりしたものに対する身体の反応が夢に現れることもあります。尿意があるときに、トイレを探す夢を見るようなものです。
日中の出来事や感情、気がかりなどが夢に出てくるのも、しばしば経験することです。
4.夢を再訪問する
思い出した夢は、見た夢そのものではありません。夢の詳細は忘れられてしまうし、目覚めていると夢はどんどん「編集」されてしまいます。
思い出した夢は「旅先から届いた絵葉書」のようなものなんだそうです。
だから、もう一度夢に戻って、すべてを体験して帰ってくることは、とても価値のある体験となります。
夢のある場面を鮮明に思い出して、リラックスしたまま意識を夢の中に移動させていきます。
- 夢に戻って確認したいことや質問を見つける
- 夢の中の目標に焦点を合わせる
- リラックスする。深呼吸して、数を20から1までゆっくり数える
- 周りを注意深く見まわす
- 夢の続きを見ることもできる
- 夢の中の人や物と対話してみる
- 予想できないことが起こることを予想する
- 夢へのアクセス方法を記録することで、次回の再訪問の手がかりになる
といったコツが書かれています。
5.夢の中のキャラクターと対話する
ゲシュタルト療法やアクティブイマジネーションなどと共通するテクニックですね。
夢に登場する人や物、あるいは夢の中の「あなた自身」と対話をします。夢の中の自分に「何から逃げているの?」「どうしたいの?」などと問いかけてみてもいいかもしれません。
6.夢の中の「自分」を観察する
夢の中の自分は、「主役」かそれとも「その他大勢」か、どちらでしょうか。年齢は? 性別が違うことだってあります。起きているときと同じような性格か、ちょっと違うか、そういったことを観察していくと、自分の中にはたくさんの「自己」がいることがわかってきます。
7.夢シンボルを探求する
シンボルは、私たちを未知の世界へと誘ってくれます。夢辞典で「解釈」するのではなくて、味わったり、連想を広げたりすることで、探究してください。
シンボルってなに? と思うかもしれません。
夢に出てきて印象深いけれども、意味がよくわからないもの。
それがきっと「シンボル」です。
8.「私の中の誰?」と問いかけてみる
夢は、隠れているたくさんの「私」を表現することで、ばらばらになっていた「私」を一つの屋根の下に集めるようなものだといいます。
夢に登場するキャラクターや物に対して、「私の中の誰?」と聞いてみましょう。
襲いかかってくるモンスターはあなたの「怒り」かもしれないし、壊れた時計は「悲しみ」を表しているのかもしれません。
9.実生活へ夢を展開する
大切だと感じる夢を見たら、目覚めた後に、夢について考えたり、記録したり、人に話してみます。
昼の世界に夢のエネルギーや洞察を持ち込むための方法が紹介されていました。
- 見た夢の主題を一行で書き記す
- 夢のメッセージを確認する
- 夢を現実化する、あるいは回避したい夢ならどうしたら現実にならないかを考える
- 夢を描いたり、詩を作ることでパワーを授ける
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