人生の大切なメッセージを伝えてくれる「大きな夢」
公開日: 13:00 夢解釈
ネイティブ・アメリカンのあいだでは、シャーマンは「夢を見る人」と表現されることがあります。アマゾンに住むカグワヒブ族の人々は「夢見る者は、誰もがシャーマンの資質を備えている」とさえ言うそうです。
北米のイロコイ族もまた、夢の文化に属する人々で、夢は人間にとって最も重要なガイドだと考えられてきました。一日の最初の仕事が、夢を語り合うことだったんです。
疫病などを警告していると思われるような夢を誰かが見たら、部族全体でドリームワークを行うこともありました。
ロバート・モスによると、イロコイの人々は、
- 大事な夢は行動を求めている
- 未来を夢見ることができるなら、自分の手でそれを変えることができる
と信じていたそうです。
イロコイ族には「大きな夢」という考え方があります。夢を見ている人の命や人生について大切なことを教えてくれるような夢を「大きな夢」と呼ぶのです。
夢は、精霊や祖先、動物、神様といった存在とつながるためのチャンネルで、私たちは眠っているあいだに過去や未来を旅することだってできるのです。
だから夢を大事にしないということは、自らの魂の源泉をないがしろにするということで、見守ってくれる精霊に見捨てられたり、病気や不幸をもたらすとイロコイ族の人々は考えていました。
【参考文献】
ロバート・モス『コンシャス・ドリーミング』
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